CHALLENGE 北九州市の新たな挑戦
北九州市は、これまで培ってきた「ものづくり」の力に、AIやデジタルの力を掛け合わせ、都市の新たな進化に挑戦しています。
行政の形を変えるAIの導入や、IT企業の集積が進む小倉都心部でのまちづくりなど、産業・行政・人材が一体となった取り組みを加速。
「AI活用ナンバーワン都市」「稼げるデジタル城下町」の実現をめざし、市民や企業、そしてIT人材にとって魅力ある環境づくりを進めています。
01
小倉デジタル城下町大作戦
誘致から集積の新たなステージへ
北九州市では、これまでIT企業の誘致に注力した結果、直近10年間で231社の企業進出を達成しています。
特に、小倉駅周辺を中心にIT企業の進出が相次いでおり、
「誘致」からIT企業が「集積」する街へと新たなステージに移行しています。
このIT企業集積の流れをさらに加速させ、小倉をより企業や働く人が集う魅力的なオフィス街にするために、
「小倉デジタル城下町大作戦」と銘打ち、ブランディング事業を推進しています。
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231社
10年間で231社
のIT企業が進出 -
過去最高48社
令和6年度は単年度では過去最高の48社の
IT企業が進出 -
4,500人
10年間で約4,500人の
新規雇用創出
若者・女性の
雇用機会が拡大
小倉デジタル城下町
大作戦の柱
3つの新たな活動
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「オフィス立地促進補助」
の対象拡大ものづくり系・R&D部門も対象に
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「北九州市企業誘致アベンジャーズ」
の始動官民連携で誘致活動を強化
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経営者視察ツアー・学会の誘致
豊富な理工系人材や充実した
交通インフラの魅力をPR
3つの新たな展開
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新たな企業の集積加速
昨年度より多くの企業誘致へ
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周辺大学の
新学部・学科の設置理工系人材の集積地として、
年間200名の人材を輩出予定 -
IT企業と地域とのコラボレーション
若者・女性・子どもに向けた
セミナー、講座、プログラミング教室を実施
02
AI活用推進都市宣言
AI時代の次世代自治体モデルの共創に
チャレンジ
北九州市は、AIの徹底活用により行政のあり方そのものを変えようとしています。
生成AIを活用した政策立案の高度化や、市民サービスの効率化に取り組む一方で、企業や研究機関と連携し、社会課題の解決や実証プロジェクトを推進。
行政・市民・企業が共に学び、挑戦する「次世代自治体モデル」を、北九州から創り出していきます。
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01
AIを徹底活用する
生成AIを日常活用することで、
政策形成と働き方を刷新 -
02
AIの活用を支える
AIリテラシー・ガバナンスの向上と
AI活用に適したデータ基盤の整備 -
03
AI活用の機運を高める
民間等との多様な連携によって、
AI活用ノウハウの伝播・普及
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「道路反射鏡AI健全度診断」プロジェクト
これまで道路施設の維持管理では、点検に多くの時間・労力・費用がかかるうえ、評価基準にも人によってばらつくという課題がありました。
そこで北九州市はスタートアップ企業と共同で、AIを活用した 「道路反射鏡AI健全度診断プロジェクト」 を開始しました。
市内にある約1万基のカーブミラーを、スマートフォンやタブレットで撮影するだけで、AIが自動で健全度を診断し、結果を電子台帳に登録まで行います。これにより、点検の効率化と評価の客観性が大幅に向上し、年間の作業時間と費用を 約47%削減できる見込みです。 -
「小倉北区役所 AI実証」プロジェクト
2025年9月より、区役所業務における市民対応・事務処理の高度化・効率化を図り、「AI時代の新たな区役所モデル」を構築する実証実験をスタート。
具体的なアクションの一つ目は、AIエージェント(AI電話)の活用。 夜間・休日を含め、24時間いつでもご利用いただけ、マイナンバーカードに関するお問い合わせや、AI電話で対応可能な内容については、AI電話が回答します。そのほか、資料検索支援、文書要約など複数のAI技術を同時に活用し、市民サービスの向上と業務効率化を一体的に進めていきます。 -
「北九州市生成AIハッカソン」プロジェクト
2025年10月22日、北九州市職員と進出IT企業が協働する「北九州市生成AIハッカソン」を開催しました。約30名の市職員が6チームに分かれ、三菱総研DCSやウィングアーク1stなどの企業エンジニアとともに、生成AIを活用したアプリケーション開発に挑戦。
現場課題の解決にとどまらず、職員自らがAIを使いこなし、新しい価値を創り出す全国でも先駆的なチャレンジです。
北九州市は今、
大きな変革期を迎えています。
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